西日なんてどこ吹く風、アデニウム・アラビカム

乾燥が好き

今日の記録

多くの植物を瀕死の状態に陥れた西の窓辺、そこに置かれてもどこ吹く風、元気に育っている猛者がいる。

それがこの、アデニウム・アラビカムだ。

アデニウムは塊根植物(コーデックス)と呼ばれる種で、砂漠地帯に自生している乾燥に非常に強い植物である。あまり流通されないレアな植物かと思えば、ホームセンターでまとまって売られていたりする。

このアデニウムもホームセンターで売られていた小ぶりな株で、買ってはみたものの小さいのですぐ枯れるのではと心配した。日光に十分照らされないと具合が悪くなると聞いたので、思い切ってあの場所に置いてみた。

「地獄」

休憩室の一角に、「地獄」と呼ばれるエリアがある。西日が直接差し込む窓辺の空間がそれだ。休憩室の窓は遮光ガラスが使われており直射日光の入り込みがある程度軽減されているのだが、一番西日がさすこの窓だけなぜか何の加工もされていない。

なんと西日の灼熱を意に介さず、涼しい顔をしているではないか。サウナに入ってもすぐに飛び出る自分からすると、アデニウムは小さいながらサウナキャップを被り坐禅を組んでいるサウナ上級者のような風格すら感じさせる。

流石に砂漠出身。アラビカムの名を持つだけある(アラビカムはアラビア半島出身の意味)。

そんなアデニウムだが、実は寒さに弱く、冬を越すうちに葉っぱが一部枯れてしまった。これから夏本番、灼熱の西日サウナで元気になってもらおう。

アデニウム・アラビカムについて

  • 学名: Adenium arabicum
  • 原産地: アラビア半島(イエメン、サウジアラビアなど)
  • 植物のタイプ: 夏型塊根植物(多肉植物)

ふっくらと横に丸く広がるぽっちゃりとした幹(塊根)が特徴で、そのユニークで力強いシルエットから塊根植物ブームの火付け役として絶大な人気を誇ります。乾燥地帯に自生するため非常にタフで、上手に育てると株元がさらにどっしりと太くなり、春から夏にかけては鮮やかなピンク色の美しい花を咲かせて目を楽しませてくれます。

季節ごとの管理方法(温度・水やり)

典型的な「夏型」の植物で、日本の暑さには非常に強いですが、寒さにはめっぽう弱いです。生育の適温は25°C〜35°C前後。冬場は最低でも10°C以上を保てる暖かい室内で管理してください。

  • 春〜秋(生育期): 暖かくなると旺盛に葉を茂らせます。鉢土の表面がしっかり乾いてから、鉢底から流れ出るくらいたっぷりと水を与えます。
  • 冬(休眠期): 秋の終わりから徐々に葉を落とし、冬は完全に休眠します。落葉が始まったら水やりを徐々に減らし、冬の間は「完全断水」(一切水を与えない)にして、暖かい場所で冬越しさせます。

生育の注意点

アデニウム・アラビカムを健康に、そして塊根部を丸く格好よく育てる最大のコツは「極上の日当たり」「乾燥気味の管理」です。太陽の光が何よりも大好きなので、年間を通して「家の中で最も日当たりの良い窓辺」を定位置にしてください。日照不足になると幹がひょろひょろと上に間伸び(徒長)してしまい、ポッチャリ体型が崩れてしまいます。また、ふくらんだ幹に大量の水分を蓄えているため、水のやりすぎは根腐れ(幹がブヨブヨになって腐る)に繋がります。「土が乾いてから数日待って与える」くらいのメリハリを徹底し、風通しよく育ててあげましょう。

最後に

記事を5コマ漫画にまとめました。ご覧ください。

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