ローズマリーが西日でローストされた話

乾燥が好き

今日の記録

ローズマリーがデスクの脇で花を咲かせている。可憐な青い花を咲かせる様はなんとも美しく、シャープで肉厚な葉とのコンストラストが相まってなんとも可愛らしい。しかし、この株は西日地獄で生きながら焼かれた壮絶な過去を持つ。

いずれまとめて話すつもりであるが、休憩室の一角に、「地獄」と呼ばれるエリアがある。西日が直接差し込む窓辺の空間がそれだ。休憩室の窓は遮光ガラスが使われており直射日光の入り込みがある程度軽減されているのだが、一番西日がさすこの窓だけなぜか何の加工もされていない。夏場など眩しすぎるため、いつもブラインドカーテンが閉まっている。

このエリアに植物を置きたいと思い、若気の至りで乾燥や日光に強い植物を購入し置いたことがある。その第一犠牲者がローズマリーという訳だ。

地中海の日差しのいい気候出身で、そもそも屋外で育てる植物であるため、多少の西日なんて問題ないだろうと甘く見ていた。

鉢を置いて数日後、ふと見ると先端の若い葉がボロボロ落ちている。いや、若い葉だけでなく全部の葉っぱが茶色に変色して枯れ始めていた!これはいかん、死んでしまうと慌てて取り上げて応急的に葉水をかけたのだが、その瞬間何とも香ばしい香りが漂い始めた。

ローズマリーはキッチンハーブでもあり、生や乾燥した葉を用いて各種煮込み料理や肉、魚の香り付けに用いられます。加熱で葉が焦げやすいので調理する際にはご注意を。

…西日でローストしてしまった。

申し訳ないやら美味しそうやら、複雑な思いで窓辺から離し、別の場所で養生してもらうことにした。数ヶ月かかってようやく花が咲くまでに回復したのが今の姿である。

ローズマリー正直、すまんかった。お前はもう2度と地獄に戻る必要はない。ただ料理には使わせてもらうかもしれない。

ローズマリーについて

  • 学名: Salvia rosmarinus / Rosmarinus officinalis
  • 原産地: 地中海沿岸地域
  • 植物のタイプ: 常緑低木(多年生植物)

ピンと立ったシャープな葉から、すっきりとした清涼感のある香りを放つ人気のハーブです。キッチンやリビングなどの室内で育てれば、おしゃれなインテリアグリーンとしてだけでなく、料理やハーブティー、フレッシュな芳香剤としてもマルチに活躍してくれます。

季節ごとの管理方法(温度・水やり)

地中海原産のため暑さや寒さには比較的強いですが、室内栽培では「日当たり」と「極端な寒暖差」に注意します。冬場は室温が5°C以上あれば問題なく冬越し可能です。

  • 春〜秋(生育期): 室内は屋外よりも土が乾きにくいため、必ず「鉢土の表面がしっかり乾いてから」鉢底から流れ出るくらいたっぷりと水を与えます。
  • 冬(休眠期): 生長が緩慢になるため、さらに水やりを控えめにします。土の表面が乾いてから2〜3日後を目安に、乾かし気味に管理してください。

生育の注意点

室内でローズマリーを育てる上での最大の難敵は「日照不足」と「蒸れ(風通しの悪さ)」です。本来は太陽の光が大好きなので、室内では必ず「1日の中で最も日当たりの良い窓辺」に置いてください。光が足りないと葉がポロポロと落ちてしまいます。また、乾燥した環境を好むため、日本の梅雨〜夏場のように空気がこもると一気に弱ってしまいます。エアコンの風が直接当たらない、風通しの良いサーキュレーターの風が回るような場所を選んであげるのが、室内で健康に育てる最大のコツです。

最後に

記事を5コマ漫画にまとめました。ご覧ください。

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